植生管理のための植生調査

 新たに普通地域で活動域ができました。ここは、緑地に設定されている場所です。緑地なので経済産業省の工場立地法による緑地的な扱い(制限)を受けます。なので順応的植生管理を来ないますが その辺りも考慮された植生管理が求められるようになります。

 先だって、まあ もうおなじみの手順ではありますが、緑地保全範囲内の面積割り出しと植生調査を行いました(2012.05.20現在 植生調査中)

 

 緑地なのでどんな樹種が生えていようと別に構わないのですが それは、公衆の衛生やら在来の生物種にとってよろしくないので在来の生物を保全する的な思考で物事をとらえ保全していく。また、森にできないような場所に関しては、保護地区でも行われているような植生回復用の植物を育てて管理していきたい。

 

 とりあえず そんなことを考えるために植生調査を行った。

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大渇水---水使用量を減少させる

2011年は、30年ぶりともいわれる 大渇水に見舞われた。普段 雨が降らなければならない時期に雨が降らなかったのでこんなことになったわけであるが。。。

 当時、静沢の森で植生回復用の苗を生産し順次植栽していたわけであるけど、当然 生産・植栽時に多くの水を使用する。1回あたりの灌水に要する量は、おおよそ175CCでこれが200-300鉢ほどあり、月に7~8回与えるわけです。十分に灌水しますと鉢底から余った水が流れ出て地面に吸収されていきます。が必要量以上なわけでこれが無駄な分となって灌水毎に蓄積されていく。

 

 そこで、与えた灌水とその余剰水を回収しまして 再び灌水に使おうという極々自然な流れの発想で植生回復苗生産における水リサイクルへの取り組みが始まった。

 基本的な考え方は、至って単純で 要するに「雨水収集設備の上で苗を生産する」ということ。これを山など植栽地に造り 植栽地で苗を生産し植栽、これによって通常 畑から植物の移動とともに随伴生物のリスクをも低減できることが可能になるであろう。てな感じ。

 現在は、自宅近くで数か月間まったく補水不要で苗生産を実験・継続しシステムの完成度を向上させている。また、苗への給水方法なども岡山大学、作物繁殖学の桝田先生などに問い合わせをし防根透水紐(南国興産で販売されている)を用いた節水型給水方法へと変更するなどしている。

www.vill.ogasawara.tokyo.jp/newsletter/pdf/no_587.pdf 村役場発行の村民向け広報 号外

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人獣共通感染症(Zoonosis:ズーノーシス)-サルモネラ

 特定外来生物のグリーンアノールから食中毒などで知られているサルモネラが検出されました。ですからグリーンアノールを生食しないようにって嘘です。 そういうことではなくて、在来の昆虫をスゴイ勢いで絶滅に追い込んでいるグリーンアノールがなぜそういう食中毒菌を保有しているのかが大変気になるところ。

 当然ながらグリーンアノールを捕食している高次の捕食者(たとえば鳥の類)もサルモネラに感染する可能性があるわけです。食う食われるのサイクルの中で何が原因であるのか掴みきれない中 いろいろ調査が始まりました。

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人獣共通感染症(Zoonosis:ズーノーシス)-蚊

実をいうと この人獣共通感染症に関する調査ってのは、2010年から取り組んでいたりします。母島・新夕日ヶ丘では、現在 環境省が希少昆虫類保全のため特定外来生物であるグリーンアノールを継続して捕獲していますが この捕獲を行った実感として「何があるのか」という点で個人的に「蚊が少なくなったような気がする」と思ったところからこれが出発している。

 でも、もっと掘り下げて考えると 過去身の回り(集落内という意味)でいろいろ不思議な事柄があったりして その当時は、「へぇ~」ぐらいしか思わなかったわけであるが 生物に深く関わる中で「もしやして」と思うようになっていた という背景は、あった。

 で、とにかくグリーンアノールの生息密度低下と蚊の発生数とどのような関係があるのかという部分について実のところ何もどこにもそんなデータはなく、仕方ないので月に一度の頻度で2010~2012年に調査を行った。調査方法は、夕方 日没前後に吸血しにくる蚊を捕虫網で捕獲し数量を計測するという極々簡単なもの。吸血対象となるのは、ほかならぬ自分自身である。であるから捕獲を怠ると 自分が吸血される羽目に・・・。

 余談ですが蚊の唾液には、血液(赤血球)などに寄生する原虫が含まれているとのことで吸血のために皮膚に吻を刺すときに感染するそうだってことを知りながらこういう調査を実施するのがなんとなく気分が悪い。まあ すべての蚊がそうしたものを保有しているわけでもないのだろうと思うが。とりあえず現状大丈夫なので 感染していないのだろう・・・。

 比較のために、グリーンアノール捕獲地とそうでないところで同じような方法で採集し比較してみたりしました。

 とまあ、ハエが初めての取り組みでなくて まああれです、2010年から取り組んでますよ~ってことが言いたいわけです。

 あと、昆虫の捕食者でありますグリーンアノールを駆除しますと 当然ながら捕食圧が低下することで様々な昆虫が増えます(蚊も昆虫です)、すると「じゃ、蚊も増えるじゃないか」って思うのですが なかなかそんな簡単には、コトが運ばないんですね。といういうのも昆虫が増えますと グリーンアノールに取って代わる捕食者が増えるんですよ、だから単純に増えるわけではないようです。蚊がどーであったのかは、現時点ではまだ公表できませんが。。。。ええっとね、確かこういうのを「在来昆虫の増加による在来捕食者の増加」とかなんとかって言うのだとどこかの大学生が言っていたような気がする。

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サシチョウバエ

チョウバエ科のサシチョウバエについていろいろ 検索を行っている。

 ここのところ、この種についていろいろ情報が公開されつつあり 捕獲方法や個体の画像などについても出されている。

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山に入るな!そしてこれから

 先日 静沢の件で村と話をしたんだけど 静沢は、保全範囲から観光地へと方針転換をすると伝えられた。まあ 地主である村役場さんからそのように言われれば それに従うしかない。それと、山に入るなとの指示が口頭であった。

 というわけで、現状 静沢の森での保全活動は停止中である。また、植生回復のために植栽したものについては、遺伝的攪乱を防止する意味で順応的植生管理が求められるが 山に入るなとのお達しなのでそれができなくなるため、植栽したモノすべて 駆除などの処置を行いました。

 まあ、一応 これで普通地域での環境保全という括りに一定のめどが立ったと理解し 今後は、村がやっていくのであろうと期待している。これからは、次なるステージである「公衆の衛生」とか「人獣共通感染症」などの方面と環境保全的な方向。。。。つまり、健康と環境というようなテーマでいろいろやっていきたいと思う。

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環境省(埼玉)

 最後の仕上げというわけではないのですが、環境省(埼玉)を訪問し 普通地域での取り組みなど今後について 話をしてきました。

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東京都関係訪問 6月21日

P6210010  本当は、都庁全体の画像が欲しかったのですが ないので東大レゴ部制作の都庁で勘弁・笑 第一庁舎32階食堂で東京都人事委員会の職員と今回の道中についてこぼれ話や今後の小笠原について話をしてきました。

P6210013  都庁へ寄ったついでに 東京都健康安全研究センターへ立ち寄ったところ 昨年度まで小笠原保健所に勤務していた杉下さんにお会いすることができました。

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日本野鳥の会サンクチュアリ室など 6月20日

P6200010  春国岱(しゅんくにたい)や野鳥の会レンジャーなどの活動や植生管理などについてさまざまな事柄について話をしてきました。

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NPOアースウォッチジャパン事務局 6月20日

P6200002  牧野植物園訪問に関してあれこれ お礼をしに行ってきました。

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